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ongaku-zanmai

march 2008

はじめに・・・
久しぶりの新聞発行となりました。赤ちゃんを産むために11月中旬からレッスンをお休みしましたが、1月にまた皆さんに会えた時、本当に嬉しかったです。そして2ヶ月程の間に皆さんは大きく成長されていました。これからも皆さんと音楽ができることを楽しみにしています。
色々な音のイメージを持とう
ピアノを楽しく弾くために、とても大切なことがあります。それは、色々な音色のイメージを自分の中に持つことです。
「音色って何だろう?」・・・まずは、様々な楽器の音を知ることから始めてみましょう。それぞれの楽器達はどんな音で、どんな曲を、どんな表情で奏でているのか(曲が違えば、同じ楽器でも表情がまるで違います)。それらを聴くことは、いろいろなキャラクター(性格)の音があるので、とても面白いことです。

「どんな楽器があるのか」・・・思いつくままにざっと名前を挙げていきます。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ギ

ター、ハープ、チェレスタ、パイプオルガン、オーボエ、フルート、ピッコロ、クラリネット、イングリッシュホルン、ファゴット、サックス、トランペット、トロンボーン、ホルン、チューバ、ドラム類、ティンパニー、シンバル、マリンバ、シロフォン、等々です。(他にも、書いたものと似ているけど少し違った楽器・・が幾つかあるのですがややこしくなるので書くのをやめました。)
どの楽器もとても素晴らしく、私達の気持ちや風景、時の移り変わりや色彩、どんなことも表現してくれます。
これらの音色を「面白い!」と思えるかどうか、そして更に、自分でピアノを弾く時に「(色々な楽器の音色を思い出して)こういう音色で弾いてみたい!」と思えるかどうか、それが’ピアノを弾く’ということを、より楽しくしてくれるのだと思います。自分の中に理想を持ち、それを音にしていく楽しさ、研究することの楽しさを、ぜひ皆さんの中に持ってほしいと願っています。
ちなみに・・バッハ等のバロック時代には「古楽器」という、今の楽器とは少し違った楽器で演奏していました。それらもとても素敵な音色です。古楽器による演奏会やCDは少ないですが、やはりその音色や雰囲気を知っているといいですね。

コンサートにでかけよう
生のオーケストラのコンサートに行くと、色々な楽器を見ることができて、しかもホールに響くその音色達は格別です。
私は子供の頃、オーケストラをホールのパール席(舞台の向こう側、指揮者と向かい合いになる位置の座席地帯)で聴くのが好きでした。小学3年生の時にサントリーホールという大きなホールができて、そこのパール席を買ってもらって、しょっちゅうオーケストラのコンサートに通っていました。
すぐ近くで弾いている楽器達からは、本当にびっくりするような多様な音色を聴くことができました。いつも胸躍る素晴らしいひとときであったことを、今もよく覚えています。そこで聴いた沢山の音色達は、私にとってかけがえのない心の財産となっています。

私は基本的に、音楽を聴くときに奏者を見る必要はないと考えているのですが、やはり「あの楽器はどうやって使うんだろう」という好奇心いっぱいの年齢の皆さんにはぜひ、楽器がよく見える席で聴いてほしいなぁと思っています。ただ、パール席は目立つのでじっとしていないとだめですよ〜♪(コンサートは、小学1年生から入場出来ます。)

茨城県では、水戸芸術館の「コンサートホールATM」にもパール席(という名前ではありませんが)があります。
コンサートホールATMでは5月28日、29日、30日に水戸室内管弦楽団(指揮は小沢征爾)によるコンサートがあります。曲目はモーツァルトのオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」から序曲、同じくモーツァルトのホルン協奏曲、ベートーヴェンの交響曲第4番などです。
また7月5日、6日には同じく水戸室内管弦楽団で(指揮は準・メルクル)、リヒャルト・シュトラウスのメタモルフォーゼン、同じくリヒャルト・シュトラウスのクラリネットとファゴットの協奏曲、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」などが演奏されます。

後記
暖かい日と寒い日を繰り返して、少しずつ春になってきました。春は嬉しいですね、あんなに辺り一面が茶色だった世界に、緑の芽と黄色い花が輝くように溢れ出します。この辺りも冬は寒いですが、クラシック音楽の作られたヨーロッパでも、冬はとても寒いです。そして彼らも春の色彩に喜び、花の香り(レモンのような香り)が風とともに空気を満たします。日本の沈丁花のような感じかしら?
その喜びを音楽にしている作曲家たちが沢山います。皆さんも春の喜びを胸いっぱいに吸い込んで、素晴らしいこの季節を過ごしてください。私も1日1日、春の芽吹きを見逃さないように季節を味わおうと思っています♪
来月も「音色」の話題を書こうと思っています。お楽しみに!


(2008.3.25・文/河合美穂)

 

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