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「音楽三昧」

2007年1月号

西洋音楽の作曲家を知ろう!

クラシック音楽の時代と作曲家を知ることで、音楽を聴くのがもっと楽しみになるかも!?

西洋で生まれたクラシック音楽は、いくつかの時代に分けることができます。
これは近代になればなるほど、作曲家がどの時代に分類されるのか難しくなるのですが、できるだけ大まかに分かり易く、沢山の作曲家の名前を皆さんに知ってほしいなぁと願いながら書いてみます。
好きな作曲家が見つかったら、その人の作品を弾くことを目標にするのもいいですね、楽しみが広がりますように!
今回は時代の内容には触れず、作曲家と画家の名前だけ書きますが、ぜひ音楽を聴いたり絵を見てくださいね。それぞれの時代の特徴が言葉による説明がなくてもよく分かると思います。

<ルネッサンス時代(15世紀頃〜17世紀頃)>

この頃の音楽をピアノで弾くことは、まず無いです。
無いのに何故書いたかというと、絵画や彫刻でミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラフェエロ、ティツィアーという素晴らしい人物が沢山いたからです。
音楽と美術、舞踊や文学は「考え方、感じ方」を共有する、切り離せないものです。これから機会があったらぜひ調べてみて下さい。とても面白いですよ!

 

 

 

<バロック時代(17世紀頃〜18世紀)>
この頃の作曲家はヘンデル・J.S.バッハ、テレマン、ラモー、クープラン、ヴィヴァルディー、スカルラッティ、リュリがいます。

この時代にヴァイオリンの名器ストラディバリウスが生まれ、そしてピアノという楽器が発明されています。ピアノという楽器の生い立ちについては、またの機会に書きますね。

バロック時代の画家はベラスケス、ルーベンス、レンブラント、フェルメールがいます。
絵の世界ではバロックの後、ロココ時代へと進んでいきます。ロココとは欧州各地を席巻した優美な装飾様式のことです。音楽の世界ではバロックとロココを特に分けることはありませんが、やはりロココ様式に影響された優雅な音楽をバロック時代、また古典派の初期にみることができます。

<古典派音楽(18世紀中頃〜19世紀前期)>
ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト等、有名な作曲家がいっぱいです。
画家ではダヴィッドやアングル、カバネルがいますが、一般的にはあまり知られていませんね。。

<ロマン派音楽(19世紀前半〜20世紀初頭)>

初期にはショパン、シューマン、リスト、ウェーバー、メンデルスゾーン、ベルリオーズ等の馴染みやすい作風の作曲家達がいます。
後期にはワーグナー、リヒャルト・シュトラウス、ヨハン・シュトラウス(このシュトラウス2人は親戚ではありません。)、チャイコフスキー、ドヴォルザークがいます。


また、ロマンチックでありながら古典派の作曲法を重んじたブラームス、マーラー、ブルックナーもこの時代の作曲家達です。
画家ではゴヤ、ドラクロワ、ターナー、コンスタブル、ミレー等がいます。

 

 

<近代音楽(19世紀後半)>

近代音楽には反発する2つの派閥がありました。
フランスの「印象派」と、ドイツの「象徴主義」です。

印象派の作曲家はサン=サーンス、フォーレ、ショーソン、ドビュッシー、ラヴェル、サティー、プーランクです。

画家ではマネ、ドガ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホがいます。

 

象徴主義の作曲家ではシェーンベルク、ベルク、ウェーベルン、ヒンデミット等がいます。(ベルクとウェーベルンは新ウィーン楽派、ヒンデミットは新古典派と呼ばれますが、話がややこしくなるのでやめます!)
画家にはモローやクリムトがいます。また象徴主義の音楽は、文学と深い関わりを持っていました。

<20世紀前半の音楽>

この頃になると、大まかな時代分別をするのが本当に難しいです。
例えば・・・フォービズム、抽象芸術、構成主義、アールデコ、
シュールレアリズム、エコール・ド・パリ・・と、ざっと挙げてみてもこんなに沢山!
なので大きく20世紀前半にどんな作曲家や画家が活躍したのか、名前を思いつく限り書いてしまいますね。
これまで、クラシック音楽はヨーロッパの主にドイツやフランスで栄えてきました。(バロック時代に栄えたイギリスやイタリアでは、イタリアのオペラを除き、その後不遇の時代に。。)
それが20世紀前半になって、世界各地で民族色を活かしたクラシック作曲家が多く生まれ始めました。

ロシアではラフマニノフ、ストラヴィンスキー、カバレフスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ。

中欧・東欧では、ハンガリーのバルトーク、コダーイ。チェコのマルティヌーとヤナーチェク。
ポーランドにシマノフスキー。ルーマニアにはエネスコがいました。
北欧ではフィンランドのシベリウス、デンマークのニールセン。

スペインのアルベニス、ファリャ、グラドナス。
イギリスにはエルガーやブリテンがいて、イタリアにはレスピーギが。

アメリカではジャズとクラシックを融合させたガーシュインが一世を風靡し、
ブラジルでも「ブラジルのバッハ」と呼ばれたヴィラ=ロボスが活躍しました。
また、日本の滝廉太郎や山田耕筰も西洋音楽の作曲家として留学し、日本に西洋音楽を広めました。


この頃の画家にも、素晴らしい人が沢山います。
ムンク、シーレ、モディリアーニ、マティス、
カンディンスキー、ピカソ、ミロ、ダリ等です。

 

こうした流れが現代の音楽へと繋がっていって、沢山の面白い作品があります。
すでに有名になっている作曲家の名前を挙げると、
メシアン、ジョン・ケージ、ヒナステラ、クセナキス、リゲティ、グレツキ、バーンスタイン、武満徹、ブーレーズ等です。

・・・こうして書いていて、疲れました。(笑)
まだ書いていない作曲家が沢山いるからです。彼らに気を遣います。
「なぜ俺のことを書かないんだ、書いてくれー!」こんな声が聞こえてきそう・・・♪

今日書いた作曲家達の名前を耳にすることがあったら、どの時代にいた人なのか、そして周りにどんな人達がいたのか、思い出してあげてください。
気に入った作曲家に出逢えますように!!

(2007年1月号・文章/河合美穂)

 

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